薬剤師だけじゃない?!薬学部の就職先を紹介!
え、薬局以外にもあるの…?
実は、薬学部の就職先は多岐にわたります!
今回は、薬学部の就職先を国公立大学と私立大学に分けて紹介していきます!
1.国公立大学の場合 (東北大学薬学部)
①創薬科学科(4年制)の進路
”進学”の割合が95%ととても高いことがわかります。
”進学”=”大学院進学”です。
4年(大学によっては3年後期)から始めた研究を継続する学生が多いことがわかります。
②薬学科(6年制)の進路
"医療関係"が48%で最も割合が大きく
次に"企業"が38%と続きます。
"企業"にドラッグストアなどが含まれており、薬剤師が多くを占めます(一部研究職として働く人もいます)
"医療関係"は大学病院などです。病院薬剤師として働く薬剤師がここに含まれます。
病院薬剤師の仕事は下の記事で紹介しています!
ー作成中です、しばらくお待ちください。ー
③修士課程(博士前期)の進路
修士課程とは創薬科学科(4年制)の学生のみが進む、2年間の"大学院"の前期課程のことです。
"マスター"などと呼ばれています。
マスターを修了した学生の多くは企業に就職しています。
東北大学薬学部HPによると、
旭化成、花王といった化学系の一般企業に就職している人もいるそうです。
2.私立大学の場合(明治薬科大学薬学部)
①生命創薬科学科(4年制)の進路
国公立大学の時と同じく、進学の割合が84%と高くなっている一方で、
企業に就職している学生も一定数いることがわかります。
明治薬科大学大学院に進学する人もいれば、千葉大学や静岡県立大学など薬学部のある大学院、さらには東京医科歯科大学大学院に進学する人も。
明治大学薬学部公式HPによると、
"企業"にはサイオネス・ヘルス・クリニカルや日本光電工業などが含まれているそうです。
②薬学科(6年制)の進路
薬剤師として働く”ドラッグストア”、”保険薬局”、”病院”を足すと84%となり、多くの学生が薬剤師として働いていることがわかります。
一方企業に就職し、研究者として働いている人も一定数います。
注目すべきは進学が0%という点で、薬学科卒業後は大学院に進学する人がほとんどいないところが国公立大学との違いです。
③生命創薬科学専攻(博士課程前期)の進路
創薬科学科(4年制)から大学院に進んだ学生の進路です。
企業が8割ほどを占めています。
進学も1割ほどいます。
明治薬科大には生命創薬科学専攻を修了した後、薬剤師国家試験受験資格を得るためのコースに進むことができるそうです。
8%ほどの学生が進んでいます。万が一進路の希望が変わっても安心ですね。
3.まとめ
4年制の進路
国公立大学…マスターに進学した後企業に就職し、研究職に就く人が多い
私立大学…マスターに進学した後企業に就職し、研究職に就く人が多い
大学によっては、薬剤師国家資格を取れるコースが用意されているところも
6年制の進路
国公立大学…薬剤師だけではなく、企業に就職し研究職に就く人が多い
大学院に進学する人も一定数いる
私立大学…薬剤師として働く人が多いが、企業に就職する人も一定数いる
大学院に進学する人は極めて少数
薬学部に進学を希望されている人は、ぜひ参考にしてみてください!